日別アーカイブ: 2011.07.10

主に新しい歌を(2011.7.10)

宣教題  : 「主に新しい歌を」   宣教:   川原﨑 晃  牧師
聖    書  : 出エジプト  15章20節~21節
私たちは、普段から多くの賛美を歌っています。出エジプトに際してささげられた賛美は、聖書に登場する最初の賛美です(15章1~21節)。そこには、変わることのない賛美のスピリットが明らかにされています。

1.主に向かって
神の民は、今にもエジプトの軍隊に滅ぼされようかというところから、神の御手によって奇跡的に救われました。神の民もミリアムたちも、その「主に向かって」歌っています(1節、21節)。
当たり前のことですが、私たちは、讃美歌という歌をただ歌うというのではありません。賛美は主にささげられるものなのです。聖霊に満たされて、主に向かって心からほめ歌うのです(エフェソ5章18~19節)。

2.主の救いを感謝して
「女預言者」と言われたミリアムは、神のみこころを人々に伝えた人でした。彼女は、弟モ-セが用いられて「主は大いなる威光を現し」と、出エジプトという主の大いなる救いを感謝しています。
賛美は、敵に追い詰められた崖っぷちのイスラエルのように、罪のために滅びるべきであった私たちに注がれた神の愛と、救い主イエス・キリストの十字架と復活の救いを感謝して歌うことなのです。

3.主の御前に謙って
この神の民の賛美のスピリットは長続きしませんでした。荒野に導かれた彼らは、不信仰に陥り不平を述べています(16章2節)。また、ミリアムとアロンは、神が立てられた指導者モ-セに対する嫉妬と高ぶりを抱いて、主に賛美をささげることを忘れてしまいました。その後、彼らは悔い砕けた心を与えられ、回復の恵みにあずかりました(民数記12章1~16節、ミカ書6章4節)。
キリストの謙遜が、私たちの救いです。そしてキリストの救いが、私たちを謙遜に導きます。そこには、絶えることのない主への新しい賛美があります。