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主の救いを待ち続けて(2018.12.2)

宣教題  「主の救いを待ち続けて」      宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書  ルカ17章22~37節

 待降節は、誕生された主イエスを私たちの内に信仰をもって迎え入れる時です。同時に、全ての終わりの時に再臨される主イエスを待望し、備えをする時です。「人の子の日」(22、24、30節)に向け、どのように備えるのでしょうか。

1.平静な心で待つ  22~25節
 主イエスの再臨を静かな心で待望することが勧められています(23節)。思いがけない時突然に、必ず主イエスの再臨があります。主イエスの大いなる救いが完成されるまで(24節)、主イエスの十字架の贖いの御業を想起しつつ、それを基点として信仰の歩みをするのです(25節)。
 ルカはパウロと一緒に主イエスに仕えることによって、終りの時を生きる聖徒の生きざまを教えられました(使徒言行録)。そこで学んだことは、主イエスが再臨されることを計算に入れて、平静な心で生きることでした。

2.無頓着にならずに待つ  26~37節
 人が、主イエスの再臨に対して無頓着であることを戒めています。ノアの時代の人々に臨んだ洪水やロトの時代に罪深いソドムの町が滅ぼされたように、「人の子が現れる日にも、同じことが起こる」からです(26~30節)。その時は、救いの完成の時であり、また審きの完成の時です(31~37節、信徒信条参照)。
 主イエスは、ここで脅しておられるのではありません。警告されているのです。主イエスを信頼し、その再臨を忍耐して待つことを求めておられるのです。見通しがきかなくても、苦しみがあるとしても、主イエスの十字架の贖いが支えてくださるからです(1コリント11章26節)。

聖書朗読(0.8MB)

メッセージ(8.8MB)