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2012年11月4日

窮地に生きる信仰(2012.11.4)

宣教題  : 「窮地に生きる信仰」   宣教:   川原﨑 晃 牧師
聖    書  : 使徒言行録 20章1~6節
パウロの三年にわたるエフェソ伝道は、大騒動の中にあっても豊かに実を結びました。その後彼は、エルサレムを経由してロ-マへと出発したのですが、その途上は困難な伝道の旅となりました。彼は、このような窮地に追い込まれながらも、その中をどのように生きたのでしょうか。

1.互いに励まし合う  使徒言行録20章1~6節
パウロは、エフェソ教会員を呼び集めて「励まし」、マケドニア州へと向かいました。そして「言葉を尽くして人々を励ましながら」、ギリシャに来て三か月を過ごしたのです。このように、彼は困難と試練の中にある教会を励まし、慰めていったのです。
続いて、パウロはユダヤ人の陰謀があったため、遠回りしてエルサレムに向かいました。これが幸いして、ベレア、テサロニケ、フィリピ各教会を問安し、愛の献金をエルサレムに届けることになったのです。そこでは、七人の代表者が同行し、さらに「わたしたち」とあるように、著者ルカが加わっています。以後ルカは、パウロがロ-マに護送されるまでの困難な中を付き添い、パウロを励ましたのです。
私たちは、苦しい窮地に追い込まれる時に、互いに励まし合う信仰の交わりが必要なのです。

2.キリストの慰めが満ち溢れる  2コリント1章3~7節
パウロは、ギリシャにおける三か月の間に、「ロ-マの信徒への手紙」と「コリントの信徒への手紙二」を書き送りました。後者の手紙において、パウロは、様々な信仰の闘いがあり課題を抱えていた教会に、教会のよって立つ在り方を語りつつ、「慰めを豊かにくださる神」を証言しています。この慰めは、苦難の中にいる人々に慰めと救いを与え、生かすものです。
私たちは、キリストの十字架の御苦難があったので、罪からの救いの慰めを受けることができました。また、私たちは、様々な心の惑いや葛藤や恐れのあるただ中で、死者を復活させてくださる神を頼りにすることにより、キリストの慰めに満ち溢れるようになるのです。