日別アーカイブ: 2008.02.10

聖書に聞け(2008.2.10)

題   : 「聖書に聞け」   宣教:  福田 勝敏 牧師
聖書  : イザヤ書  34章16節~17節
わたしたちは神様を信じて救いを受け、恵みに満たされていることを感謝します。メッセージもできるだけ神様の恵みと愛について聞きたいと思います。さばきや滅びには向き合いたくないものです。しかし、聖書の現実は神の愛と共に神の厳しい裁きも語られている事実は避けることはできません。本日の34章は正に裁きの書です。

1.世界の審判  1~4
天地創造の神が、全世界の全被造物まで支配される主権者であることを前提にしたさばきの語られている壮大な宣言です。
神に創造され、守られ、恵みの支配を受けながら、神に反逆し、無視し、高慢に振舞う者は必ずさばかれるのです。そしてこのさばきは宇宙的な規模で行なわれます。このさばきの様子は、2ペトロ3:8~13に記されている通りです。

2.エドムの審判  5~15
エドムという国は、元々エサウ(エドム)とヤコブ(イスラエル)の兄弟の子孫からの分かれですから、いわば親戚筋にあたるわけです。しかし、先祖からこの両者の間には常に戦いがありました。イザヤの活躍したアハズ王の時代にも、ユダの国がエドムに侵略されたことがありました。神の民にエドム人が行ったことが、終わりの日に取り上げられ、主が正しい報いを与えられます。イザヤは、終末の時代に全世界に実際に行なわれる神の徹底した裁きの恐ろしさを語っています。わたしたちは、この預言に向き合い、悔い改め、主を知らない方々にこの事実を伝えましょう。

3.聖書に聞け  16~17
あまりに現実離れしたようなさばきの内容に、多くの人はこの言葉を単なる比喩的なこととして見てしまいます。しかし、聖書の預言は今日まで確実に実現していることを見なければいけません。
わたしたちが、旧約聖書、新約聖書を通して語られる主の救いと恵みを読んで恵まれ、感謝を捧げると共に、さばきの記事から目をそらさず、公平にこの現実も受け止めるべきなのです。
御子イエス・キリストの十字架と復活の奇跡によってわたしたちが救いの恵みに与ったように、最後の審判は必ずやってきます。