月別アーカイブ: 2018年10月

感謝の生活(2018.10.28)

宣教題  「感謝の生活」           宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書  ルカ17章11~19節

 どんなことにも感謝できるようになるのは、一人ひとりが主イエスとの出会いを通して開かれていく世界です。ここに、「重い皮膚病」を患っていたひとりのサマリア人が、「イエスの足もとひれ伏して感謝」する人に変えられています。

1.壁を破ってくださる主イエスであるから  11~14節
 サマリア人は、人種的かつ宗教的な壁(11節)、病気がもたらす壁(12~13節)をもっていました。彼は、このような壁を破ってくださる主イエスの憐れみを慕い求め、そして主イエスの言われたとおりに信じ進んで「行く途中で」いやされました(14節)。
 私たちは、自分自身で様々な壁を作り出しますが、とりわけ、主イエスの救いの招きに対して壁を作ってしまっていることがあります。それに対して、見ないで進む信仰が大切です(ヨハネ5章24節)。

2.感謝を与えてくださる主イエスであるから  15~19節
 いやされたサマリア人は、「大声で賛美しながら」主イエスのもとに戻って来ました。そして、主イエスが、大切なひとりとして関わってくださったことの嬉しさと驚きで、その「足もとにひれ伏して感謝」したのです(15~16節)。

 私たちは、愛の神がしてくださる様々なことに対して感謝します。その中で、誰もが感謝することは、主イエスの十字架によって、一人ひとりに神に近づく道を開いていただいたことです。主イエスは、この事実を信じる「信仰があなたを救った」と宣言してくださるのです(19節)。主イエスを信じる者の歩みは、主イエスが与えてくださる感謝の生活です。

聖書朗読(0.6MB)

メッセージ(9.7MB)

礼拝ご案内・行事予定(2018年11月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉が、わかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日)
第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:15
第2礼拝 :AM10:45 ~ 12:00
第3礼拝 :PM 7:00 ~ 8:00
○成人科プログラム (毎週日曜日)
AM9:30 ~ 10:15
楽しい聖書の学び 1階集会室にて
お話は毎回完結します。
いつでもお入りください。
4日(日) 第1聖日 聖徒の日記念礼拝
「確信のある人生」
ヤコブ4:13~17
放蕩息子
ルカ15:11~24
鎌野 健一
11日(日) 第2聖日 礼拝
「豊かな収穫を待ち望む」
マルコ4:26~34
祈りと証し
18日(日) 第3聖日 幼児成長祝福聖餐礼拝
「神の国はここにある」
ルカ17:20~21
パリサイ人と取税人
ルカ18:9~14
増永 茂
25日(日) 第4聖日 収穫感謝日伝道礼拝
「何をしてほしいのか」
ルカ18:35~43
癒やされて10人の病人
ルカ17:11~19
山崎 勝

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~12:00、PM 7:00 ~ 8:30

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを、神さまに感謝するものです。

 

11月行事予定

4日(第1聖日)聖徒の日記念礼拝 11月誕生者祝福  召天者合同記念会
11日(第2聖日)礼拝  オリーブの会例会 救霊の動力の学び(C12)14:00
18日(第3聖日)幼児成長祝福礼拝 聖餐式 教会学校教師研修会3 役員会
25日(第4聖日)収穫感謝日・伝道礼拝  大掃除

12月行事予定

2日(第1聖日)待降節礼拝 12月誕生者祝福 聖餐式 チラシ配布 救霊の動力の学び(B12)
9日(第2聖日)待降節礼拝  役員会
16日(第3聖日)待降節礼拝  Happy Sheep 22日 JYクリスマス祝会
23日(第4聖日)クリスマス感謝・伝道礼拝 洗礼式  クリスマス祝会 24日 クリスマスイブ礼拝
30日(第5聖日)年末感謝礼拝

生ける信仰(2018.10.21)

宣教題  「生ける信仰」           宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書  ルカ17章1~10節

 信仰とは、「からし種一粒ほどの信仰があれば」と言われた主イエスの真実に対して信頼することです(5~6節、2テモテ2章13節)。その生きた信仰は、信仰者の歩みの力となり、生き方や考え方と物事の受けとめ方が変わってきます。
1.健全な人間関係を建て上げる  1~4節
 主イエスの救いの恵みに対する生きた信仰は、人々を「つまずかせる」ことのないようにとの配慮と導きを与えてくれます。ところが、誰も「つまずき」を与えないほどに完全な人はいません(1~2節)。そこで、それに気づいた時には、自分自身が主イエスの赦しの恵みに与っているという信仰に徹底することにより、赦す力を持たせていただくのです(3~4節)。
 ここに、人と人の間に働く生きた信仰があります。これこそ、受け継いでいる教会の財産です。

2.神への奉仕を生み出す  7~10節
 仕える僕の心を持つことができるように、主イエスご自身が模範を遺されました(7~8節、マルコ10章45節)。ですから、主イエスのものであるということは、主が命じられたように仕える僕となることです。
 このように、真実な主イエスを信頼する生きた信仰は、「わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです」(10節)と告白できる人生へと導きます。「からし種一粒ほどの」生きた信仰を持つ聖徒一人ひとりと教会は、さまざまな出来事に対応していくなかで、本当の強さと豊かさを経験していきます。これもまた、教会が受け継いでいる財産です。

聖書朗読(0.6MB)

メッセージ(9.4MB)

聞く耳のある者は聞きなさい(2018.10.14)

宣教題  「聞く耳のある者は聞きなさい」     宣 教  今田好一牧師
聖 書  マルコ4章21~25節

 イエス様の語られた二つの譬え話にはどのような意味があり、「聞く耳のある者は聞きなさい」とは、一体どういうことなのでしょうか。

1.ともし火とは何か
「ともし火」とは、イエス様の語られた御言葉であり、わたしたちに与えられた神への信仰と愛です。イエス様はここで『わたしが与えたともし火は、圧倒的な力と輝きをもって、あなたがたと全世界を照らし続ける。』と、イエス様が来られることによって今まで隠されていた神の国の奥義が明らかにされました。事実イエス様は、力ある業によって神の国を現わされたのです。

2.自分の秤が変えられる
 わたしたちには自分の経験や世の常識等によって作られた秤があります。しかし、この秤がイエス様の求めておられる秤に変わると語られた譬えの意味が分かるようになるのです。この秤が変えられるためには、『わたしは罪人だ』と知ることです。それによってイエス様の十字架の死が、わたしの罪のためであったと分かるようになります。その時に、自分の秤が変えられるのです。

3.聞く耳のある者は聞きなさい
 語る者が伝えようとしていることと、聞く者が聞こうとしていることがずれていたら話は通じません。イエス様はそのことを指して、「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われました。わたしたちがイエス・キリストの福音を、本気で聞こうとしないならば、自分の耳が変わらなければ、決して分からないのです。
主の救いの御業に仕え、聞く耳のある者とならさせていただきましょう。

聖書朗読(0.3MB)

メッセージ(8.7MB)

へりくだりなさい(2018.10.7)

宣教題  「へりくだりなさい」        宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書  ヤコブ4章11~12節 ガラテヤ6章1~5節

 「ヤコブの手紙」は、徹底して謙遜に生きることを勧めています。ここでは、信仰者が自分を神の座に押し上げていないかと問いかけつつ(ヤコブ4章12節)、主の前にへりくだるようにと語っています(同10節)。

1.主の愛の眼差しを覚えて  ヤコブ4章11~12節
 主の前に高慢であることの一つの表れが、信仰者への悪口や裁きです。それらは、神の戒めである律法を無視し、そこに込められている神の御心を踏みにじることになるからです(レビ記19章16節、18節参照)。そのことを忘れている「あなたは、いったい何者なのですか」との鋭い問いを投げかけています。
 それは、神の愛の表れである主イエスの十字架と復活による救いを空しくする生き方です。私たちは、主イエスが一人ひとりに向けられている愛の眼差しを覚えつつ、互いに愛し合うことが求められているのです(ヨハネ13章34節)。

2.聖霊の実である柔和な心で  ガラテヤ6章1~5節
 しかし、他者の間違いに忠告や訓戒は必要です。それは裁くことではありません。ただ、それには条件があります。自分自身の内にある破れや痛みを被ってくださる主の恵みを覚えてへりくだる「柔和な心」をいただいていることです(1節)。他者の過ちや罪を、一緒に負わせていただく覚悟です(2節)。いろいろな点で「自分自身」はどうなのかとの謙虚に問いかけることです(3節、5節)。
 他者を愛するゆえに、その過ちや罪は黙認できません。それを指摘された者は、へりくだってそれを受け止めるのです。キリストの謙遜が、私たちの救いとなりました。それゆえに、キリストの救いが、私たちを謙遜にさせるのです。

聖書朗読(0.9MB)

メッセージ(9.8MB)