日別アーカイブ: 2012.08.19

御言葉の力(2012.8.19)

宣教題  : 「御言葉の力」   宣教:   川原﨑 晃  牧師
聖    書  : 使徒言行録 19章11~20節

主の御言葉の力は、いかに強いものであり、拡大されていくかが明らかにされています(20節)。それは、「このようにして」とあるように、神がパウロを通してなされた目覚ましい驚くべき奇跡を通して、人々の神に対する具体的な信仰が呼び起こされたことによりました。

1.神を畏れかしこむ  17節
ここに見る奇跡は(11~12節)、主イエスが地上におられた時にも同様に見られたものです(マルコ5章25~34節)。エフェソは迷信が盛んで、アルテミス神殿においては祭儀がなされ、小アジア全体からの多くの巡礼者がはびこっていました。こうした所では、キリストの福音を目に見える形で見せる伝道の仕方がなされたのです。
そして、イエスを信じていないユダヤ人の祈祷師たちが、試しに同じような奇跡を行なおうとしましたが大失敗し、逃げ出してしまうという有様でした(13~16節)。
そのことを知った人々は、神を畏れかしこむようになりました(17節)。それは、人間の全存在が根底から揺さぶられ、神を崇める者に造り変えてしまう畏れです。そして、神に対して感謝と喜びと希望を抱いて礼拝をささげる自由な者に造り変えてしまう畏れです。

2.キリスト信仰を告白する  18~19節
ここには、信仰に入った人々が、罪を具体的に告白し、キリストの救いに与かる真の悔い改めの実を結んでいる姿があります。それは、主イエスの十字架と復活に対する、彼らのキリスト信仰を告白したものでした。
私たちが、この点において不徹底になっていると、信仰に進歩が見られませんし、喜んで主に仕える力ある奉仕をささげることが難しくなります。
私たちが、キリスト信仰を告白することは、生涯にわたって神と関わることであり、生活の全領域に関わることです。これこそが、キリスト者であることのライフスタイルなのです。「このようにして」、私たちは、御言葉の力を日常生活で体験させていただくのです。