メニュー 閉じる

結婚

愛の絆(2009.10.4)

題   : 「愛の絆」   宣教:   川原﨑 晃  牧師
聖書  : マルコ 10章1節~12節
結婚や離婚をどう考えまた対処するかは、私たちにとって絶えず試みられる課題です。結婚は、新しい愛の誕生であり、男女が互いに引きつけ合うということ以上に、互いが結び合わされる愛の絆を持つことです。

1.神の創造の秩序に立つ  6~9節
ファリサイ派の人々は、旧約聖書を用いながら離縁について主イエスを試みました(2~4節、申命記24章1節)。主イエスは、彼らの自分勝手で、聖書に従おうとしない心の頑なさを指摘されました(5節)。
続いて主イエスは、神の創造の秩序について語っておられます。まず、創造主である神が、人を男と女とに造られたので、そこに互いの尊厳があるということです(6節)。従って、一方的に離縁をすることを否定されました。さらに、神が男と女を結び合わされて、二人で一人として生きる新しい関係を造られました。それは、親子の関係よりも優先されるものです(7~9節)。
このように、神の御前における結婚に表される愛の絆は、神がつながれたものであり、決して離してはならないのです。

2.キリストの贖罪愛に立つ  5節
主イエスが、純粋かつ妥協をゆるさない断固とした口調で語られたのには、理由がありました。私たちは、結婚、離婚、再婚に際して、人間の罪の姿が表れやすく、利己的になりやすいからです。そして、神が祝福の基にしようとしておられる家庭に混乱をもたらしやすいからです。「あなたがたの心が頑固なので」とは、今日の私たちにも語られているのです。
私たちの頑なな心が砕かれるのは、キリストの十字架による贖罪の恵み以外にありません。ですから、キリストの十字架が、夫婦の間のみならず互いの間に、いつも立て続けられている必要があります。私たちは、そこで御言葉を聴き続けるのです。
結婚愛に代表される愛の絆は、キリストの十字架の血潮の恵みによって培われていくのです(ヨハネ13章1~30節)。