宣教題 「御言葉は変わらない」 宣教 川原﨑晃牧師
聖 書 イザヤ55章8節~13節
神は、恵みをもってご自身の民を回復されるお方です。神のもとに来て、神を尋ね求めて立ち返るように招いておられます(55章1~3節、6~7節)。続いて、神はご自分と神に立ち帰った者とを対比させながら、ご自分が超越した絶対の存在であることを明らかにされ、どこまでも神の御言葉に信頼をおくことを勧めておられるのです。
1.神の思いと道を求める 8~9節
神の考えや計画という「思い」とそれを実行していく手段や方法という「道」は、人のそれらとは違うことが強調されています。ですから、人が神の思いと道を把握し、理解し、納得することは難しいのです。とは言え、神は、人の思いや考えを超えたところで、人を導いておられることも明らかにしようとしておられます。
不穏で心をかき乱すことの多い現実があると、人は神ご自身を求めるよりも、自分たちの困難や痛みだけにとらわれやすいものです。しかし、そのような時にこそ、神の思いと道は、人のそれらとは違うことを知って、生きておられる神に心を開いて神の思いと道に思いをはせるのです(ルカ2章19節参照)。
2.神の御言葉に生きる 10~11節
神は、「わたしの口から出るわたしの言葉」と言われる神の御言葉の特質を明らかにされています(イザヤ40章8節参照)。神の御言葉には、神ご自身のお考えやご意思やご計画が込められており、それが人に語られるならば、御言葉が持つ救いと命と力を現実に造り出していくのです。
イザヤ書には、イエス・キリストの初臨から十字架と復活そして再望に至るまで預言されており、そこに揺るぎない救いの完成を見ることができます。ですから、神に対する信頼をもって、神の御言葉に聴き従って生きるのです(ルカ1章37~38節参照)。
このようにして生きる者に神が用意されているものは、「とこしえに消し去られることがない」歓喜と祝福です(12~13節)。