月別アーカイブ: 2021年3月

あと一歩でクリスチャン(2021.3.28)

聖 書

イエスは言われた。「私は道であり、真理であり、命である。私を通らなければ、誰も父のもとに行くことができない。(ヨハネ14章6節)

礼拝音源(29.2MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 1ヨハネ3章16節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交  読 イザヤ53章1~7節
会衆祈祷 一  同
聖  書 ヨハネ14章1~6節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 288 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「あと一歩でクリスチャン」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
聖 餐 式 新49
教会役員任命式
賛  美 300 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

私たちの信仰には、主イエスの言動を信じる信仰と、主イエスご自身を信頼する信仰とがあります。この二つの信仰が結びつくプロセスを生きた人物に、「トマス」がいました。彼の人物像については、「ヨハネによる福音書」が詳しく語っています。

1.誠実な求道者  11章16節
ユダヤ人指導者たちが主イエスを殺そうと謀っていたので(10章31節)、主イエスがエルサレムに行くことは向う見ずな行為に見えました。しかも、ラザロが死んでしまったためにエルサレムに行くことは無用なことだと思われました(11章1~15節)。その時です。トマスは、自ら死に至るまで主イエスに誠実であろうと決心しました(同16節)。
しかし、このように誠実なトマスでしたが、主イエスが十字架にお架かりになった場面では、主イエスから離れていってしまいました。それは、主イエスを信頼するのでなく、自分の誠実さに頼っていたからです。信仰は、信心ではないのです。

2. 当惑する求道者  14章5節
主イエスが、十字架に架かられる前日のことです。主イエスは、当惑するトマスたちに、ご自身が父なる神のもとに通じる唯一の道であり、神について説き明かす唯一の真理であり、神の限りない唯一の命をもたらすことを明らかにされました(14章1~6節)。
主イエスは、十字架で踏みつけられるように死に、救いの道を開いてくださったのです。
神が人となって出てきてくださった主イエスが、私たちと会ってくださいました。それに対して、私たちは自分に固執している所から一歩出て、生きておられる主イエスにお会いするのです。一人ひとりには、この出会いをする信仰の一歩が求められています。

礼拝ご案内・行事予定(2021年4月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉がわかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日) 第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:00 第2礼拝 :AM 10:45 ~ 11:45 第3礼拝 :PM 5:00 ~ 6:00 ○成人科プログラム (毎週日曜日) AM9:30 ~ 10:15 楽しい聖書の学び 1階集会室にて お話は毎回完結します。 いつでもお入りください。
4日(日) 第1聖日 イースター感謝礼拝
「私の主よ、私の神よ」
ヨハネ20:24~29
主イエスの復活
マタイ28:1~10
鎌野 健一
11日(日) 第2聖日 礼拝
「神によって生かされる」
ガラテヤ1:18~24
共におられるとの約束
マタイ28:16~20 
山崎 勝
18日(日) 第3聖日 礼拝
「偉大な謙遜」
ヨハネ1:19~28
イエスの受洗  
ルカ3:15~22
増永 茂
25日(日) 第4聖日 子供礼拝・伝道礼拝
「イエスが来られる」
ヨハネ1:29~30
祈りと証し

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~11:30、PM 7:00 ~ 8:00

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを神さまに感謝するものです。

4月行事予定

■ 4日(第1聖日)イースター感謝礼拝 4月誕生者主工夫 召天者合同記念 CSイースター合同礼拝
■ 11日(第2聖日)礼拝 奉仕者任命式  教会学校教師研修会①
■ 21日(第3聖日)礼拝
■ 28日(第4聖日)子供・伝道礼拝  CS遠足

5月行事予定

■ 2日(第1聖日)礼拝 聖餐式
■ 9日(第2聖日)母の日礼拝 銀婚式
■ 16日(第3聖日)礼拝  バルナバミッション祈祷会(2階礼拝堂)
■ 23日(第4聖日)ペンテコステ感謝礼拝 洗礼式
■ 30日(第5聖日)伝道礼拝  質問受付会    

必要な一つのこと(2021.3.21)

聖 書

しかし、必要なことは一つだけである。マリアは良いほうを選んだ。それを取り上げてはならない。(ルカによる福音書10章42節)

礼拝音源(25.9MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 マタイ16章24節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交  読 詩編32編
会衆祈祷 一  同
聖  書 ルカによる福音書10章38~42節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 56 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「必要な一つのこと」 池口輝雄師
祈  祷
賛  美 403 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

イエス様は「必要なことは一つだけである」と言われました。どうしてでしょうか。そして、その一つのこととは、一体、何なのでしょうか。

1.一つだけの必要なこととは何か

イエス様は、他の全てのことが不必要だと言っておられるのではありません。それらは、確かに、大切なもので私たちの生活に必要なものです。中には、とても尊いものもあります。けれども、ここでイエス様が、言われたのは、必要なものの中で最優先すべきものは何かということです。それは、マリアのように神の御言葉を聴くことです。

2.神の御言葉の中心は十字架

では、マリアが聴いていたイエス様の言葉の中心テーマは何だったのでしょうか。それは、「福音」です。「福音」とは、神の御子であられるイエス様が、私たちすべての人間の罪を負って下さり、私たちに代わって十字架にかかって死んで下さり、信じる者の罪が赦される道を完成して下さったということです。そして、この福音を宣べ伝えるように命じられました。

3.命令と約束という恵み

神様の命令には、常に、その命令を遂行できるようにしてあげようという神様の約束が伴っています。あなたは既に神様に用いられています。安心して、必要なただ一つのこと「御言葉を聴き、従う」ことを最優先してみて下さい。想定外の神の恵みに浴することでしょう。例えそうでなくても神様の御言葉は空しく神様のもとに返ることはありません。

黙示録とデジタル世代(2021.3.14)

聖書

見よ、私は新しいことを行う。今や、それは起ころうとしている。あなたがたはそれを知らないのか。確かに、私は荒れ野に道を荒れ地に川を置く。(イザヤ43章19節)

礼拝音源(27.3MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 詩編51編19節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交  読 詩編29編
会衆祈祷 一  同
聖  書 黙示録11章7~13節
イザヤ43章19節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 579 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「黙示録とデジタル世代」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
賛  美 463 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

1.ヨハネの黙示録と掛けてデジタル世代と解きます
言葉には、使う人の地域性、考え方、価値観等が表れます。生まれた時からインターネットが普及していた世代は、デジタルネイティブやZ世代と呼ばれています。便利だけど不景気の中に育った、最新の世代です。私達は世代が異なると文化の違いから、理解できず、戸惑い、批判する事が多くなります。
信仰継承から、現代用語を使ったメッセージをしてきましたが、その用語を使っていると思っていた方から、意味を知らないと言われた事がありました。予想外に世代が短く分かれていることに驚きました。新しい言葉が次々と出て来る様に、新世代も次々と現れ、お互いの理解と伝えることが難しくなっています。
黙示録は難解だと言われ続け、以前は11章9節を見て、世界中の人が同時に見るということを理解されず、あり得ない事だと言われていました。

2.その心は
理解が難しいかもしれませんが、聞けばきっと解かるでしょう。
黙示録は研究が進み、良書も増えているようです。信仰を持って神の言葉に耳を傾けるとき、聖霊によって教えられます。デジタル世代や異なる世代の人は、生きて目の前にいます。聞く耳さえあれば、解らない事は聞く事ができます。そして、解りあえたとき、共に信仰に生きる事ができるのではないでしょうか。
私たちには不可能と思えることを、神は新しい事として実現します(イザヤ43:19)。神の言葉にも、人の言葉にも、耳を傾ける事が大切です。

恵みによる回心(2021.3.7)

聖書

なぜならこの私は、その福音を人から受けたのでも教えられたのでもなく、実にイエス・キリストの啓示を通して受けたからです。(ガラテヤ1章12節)

礼拝音源(30.3MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ヤコブ4章8節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交  読 詩編27編
会衆祈祷 一  同
聖  書 ガラテヤ1章11~17節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 6 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「恵みによる回心」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
3月誕生者祝福 「箴言3章5~6節」
賛  美 441 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

パウロは、回心した時から人生についての考え方や価値観が変わりました。キリストの十字架の事実が、彼の回心するまでの人生とその後の人生とを区切ったのです。

1.回心をもたらす恵みの主  11節~16節a
パウロは、福音の出所も起源も人間からではなく、神ご自身からのものであると宣言しています(11~12節)。キリストが、それを開かれ、明らかにされ、示されたのです。
かつてのパウロは、行動的にも内面的にも「極めて熱心でした」(13~14節)。しかし、神が恵み深い主権的な働きかけをもって、パウロに回心をもたらされたのです(15~16節b)。そこにおいて、恵みによる神の選びがあり、恵みによる召命があり、恵みによってイエスが救い主であることを示されたのです(ヨハネ15章16節参照)。
私たちの内にキリスト信仰を与えてくださるのは、聖霊なる神です。

2.確信へと導かれる恵みの主  16節b~17節
回心後のパウロには、二つの衝動がありました。自分の身に起こったことを直ちに他者に知らせたいという衝動、自分の身に起こったことの意味や結果を深く吟味したいという願いです。別言すれば、隠れ込んで出て行く、という衝動です。
パウロは、ダマスコ(使徒言行録9章20節)からアラビアへ、そしてダマスコに戻ったのでした。この間彼は、深く主との交わりを持つ孤独の時を過ごしています(哀歌3章26~28節参照)。そこで、信仰の確信へと導かれたことは、神の恵みでした。
私たちは、その信仰生活において、礼拝や祈祷会や個々人の密室などが真に生かされ、救いの確かさが深められ、広げられていく恵みにあずかり続けることが大切です。