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力あるあかし(2015.10.18)

宣教題  「力あるあかし」         宣教 川原﨑晃牧師
聖 書  1ペトロ3章1~7節

イエス・キリストの救いの福音は、私たちの生活と関係があり、その日常生活の中に現れてきます。ここでは、妻と夫のことが語られていますが、「同じように」(1節、7節)とあるように、あらゆる立場の信仰者に示されている生き方でもあります。信仰が生活化されているのを「見る」ことを通して、力強いあかしとなるのです。

1.感化力をもって  1~6節
妻が夫に従うことを通して、夫が信仰に導かれて救われる、また信仰が回復される場合のことを語っています。そのために、妻が無言の行ないと神を畏れる純真な生き方が用いられるというのです。このときペトロは、裏切る者を無言のうちに愛の眼ざして見つめられる主イエスを想い起こしつつ語ったことでしょう(2章22~24節)。
キリストに結ばれて新しくされた者は、外面の装いではなく、内面的な装いに価値を置いた生き方になります。ちょうど、旧約聖書に登場する婦人たちも時代を越えてそのことを証しし、良き感化を及ぼしました。
神への畏れをもって、妻が夫に従い、また夫と妻が仕え合っていることは(エフェソ5章21節)、神に望みを託した者の生き方なのです。

2.祝福力をもって  7節
夫たちの頭上には、二つの命令が響き渡っています。一つは、「生活を共にし」すべての営みを愛をもってすることです。二つは、妻をかけがえのない人格として「尊敬」することです。そうすることによって夫は、妻が自分より弱い器であることを認め、温かい理解と態度を示すことになります。また、永遠の「命の恵みを共に受け継ぐ者」として、その祝福が見える形で今実現していることを自覚して生きることになります。
このようなかけがえのない夫妻は、互いに愛と尊敬と思いやりをもって、共に祈る信仰の同労者です。同様に、神の家である教会につながるお互いは、愛と尊敬と思いやりをもって、祈りを尊ぶ同労者なのです。