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祝福の本当の源泉(2013.10.20)

宣教題  : 「祝福の本当の源泉」   宣教:   鎌野 直人 協力牧師
聖    書  : ホセア書2章4~25節
「放蕩息子のたとえ」(ルカ15章)に登場するのは、父から離れていって身を持ち崩した息子であった。ホセア書には「放蕩夫人」が登場する。イスラエルが、他の神々という愛人たちを恋い慕ったからである。

1.衣食住の祝福の源泉
紀元前8世紀のイスラエルではバアル崇拝が広がっていた。衣食住の必要は嵐と雨をもたらす肥沃の神バアルが備えると信じていたからである(7)。しかし、祝福を与えてくれるバアルを探し求めても、見つけ出すことはできない(9)。衣食住の祝福の源泉は、バアルではなくイスラエルの神である主だからだ(10)。主が祝福を惜しみなく与えられたからこそ、放蕩夫人は放蕩に身を持ち崩すことができた。しかし、彼女は知らなかった。

2.神を知る祝福の源泉
イスラエルは主を忘れ(15)、愛人バアルを求めた。しかし、彼らは主を知るようになる(22)。主がそのために働かれる。彼らがバアルの所へ行く道をふさぎ(8)、その衣食住を奪い取り(5、11)、世界にその恥をさらさせ(12)、季節の祭りの楽しみを奪い取り(13)、バアルの贈り物だと誤解していた楽園を荒らす(14)。主は彼らが蒔いた種を刈り取らせる。しかし、荒野へと彼らを導き、そこで懇ろに語り、祝福と苦悩の中の希望を与えるのも主である(16-17)。主に信頼する以外に道がない荒野で出エジプトの神を思い起こした彼らは、主の下に立ち返り(18)、主を知るようになる(22)。神を知る祝福の源泉も主である。

3.世界を治める祝福の源泉
イスラエルが祝福の本当の源泉を知る時、天と地は結び合わされ、天から与えられる祝福を、地は豊かに実らせる(23-24)。彼らがその使命を果たし、地を正しく治め、あらゆる被造物がお互いに呼応しあうからである。このようにして、彼らが地上で主のみこころを行い、その結果、被造物が生かされ、戦いが止められるために、彼らと契約を結ばれるのも主である(20-22)。放蕩夫人が主の下に立ち返り、その使命を果たすためのあらゆる必要は主が備えてくださる。祝福の源泉である方を覚えよう。

万軍の主の保護(2008.1.13)

題   : 「万軍の主の保護」   宣教:  福田 勝敏 牧師
聖書  : イザヤ書  31章4節~9節
17日には13年目の震災記念日を迎えます。あの忌まわしい未曾有の大惨事は神戸周辺に住む者にとって忘れ難いものです。また、その後も続いた国内外の大災害によって、大きな被害に遭われた地域のためにもわたしたちは、祈り続けましょう。

さて、わたしたちは毎日神様を信じない人々の間に生活しています。そして、この世の人々は当然ですが、神様に従い、頼ることはせず、ひたすら唯物的な価値観の中にあります。
神に選ばれた者、選民と呼ばれたイスラエルの人々も富める国エジプトに頼りました。しかし、神様の前には弱い人間でしかありません。

1.万軍の主の保護
わたしたちが助けを求めるべきお方は、万軍の主であり、わたしたちの保護者なのです。時には獅子のように、あるいは空を飛びかける鳥のように守ってくださるのです。さらに、主の助けは、「守り」「救い出し」「助け」「解放」と言う四方からの守りなのです。

2.万軍の主に帰る
わたしたちの心は、一日のうちにも上がり下がりのあるものです。イスラエルは主に立ち帰ったとき、偶像を処分しました。
わたしたちも偶像の処分をしましょう。あなたが神よりも大事にしているものがあれば、それは偶像です。
「あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ」(マタイ6:21)とイエス様も言っておられます。わたしたちの富や宝を一旦神様にお預けして、信仰第一の歩みをさせていただきましょう。

3.火によって聖潔(きよめ)られる神
神様は、火と炉をもってきよめてくださるのです。使徒言行録2章に於ける、炎は聖霊の炎でした。金が炉に入れられて、かなかすをを取り除かれてより純度の高い純金にさせられるように。火と炉をもたれたお方様に熱していただき、出てくる汚れを取り除いていただき、純粋に主に喜ばれる者にしていただきましょう。